東北を行け
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パスカルの浮石

(登米市・かがの公園の不思議石)
〒987-0601 宮城県登米市中田町石森加賀野1丁目65 TEL.0220-34-2734
場所 産直・愛菜館の向い奥
トイレあり、駐車場:隣接の中田町児童館のを借りる

 2月、仙台平野を北上すべく佐沼街道(R346)を行きますと、米山・登米・米谷と米の地名が数多く、遠くに近くに目をやれば、田んぼ田んぼの大合唱。「こりゃ、昼食は米だな~、いんや、餅だべ~」などと米走(迷走)しながらやって来たのは登米市の地。

 と、そのお昼の前に、一仕事。なんでも世にも珍しい「パスカルの浮石」なる物があるとかで突撃。ちなみにそれは「かがの公園」という静かな所にありまして、加賀野小学校の隣り、中田町児童館も隣接しておりましたのです。

 してその浮石は、公園の外周を回る道からも大げさに目立つ位置にあり、確か「世界一の水に浮かぶ石」などと書かれた看板も、堂々と掲げられているのです。
 そんなこんなで、浮石に近づいては撫でたり、ほお擦りしたり(それはない)していると、なんだか急に気恥ずかしくなり、辺りを見回して赤面。

 さて、本題の浮石ですが、近くに行ってみましたら、まことに大きな丸石で、少し力を入れて回すとゆっくり動き出し、更に力を入れると次第に加速してクルクル回転する球体なのです。説明にある「パスカルの原理」とは、油圧ジャッキや油圧ショベルなどに利用される原理なのだそうですね。

 さすが石ノ森章太郎さんの故郷、やることが粋。ここにこうして人知れずあるのが、とてももったいないくらい。世界一の玉石なのに‥、残念。

パスカルの浮石

p.s.
 後日、かみのやま温泉の「ニュー村尾浪漫館」の露天風呂に、これと同じような浮石があるのを発見。で、黙っててもちゃんと回っておりまして、何か水圧を偏らせて自動で回転させているような。

 また、その後、鳥取の水木しげるロードという所で、目玉おやじがこれと同じ原理で回転する浮石になっているのをテレビで見て知りましてね~。


メモ)
 世界最大の青色御影石の球は、子供でも動かせる不思議な浮石。パスカルの原理を応用し、水の力で浮くのっしゃ。
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©東北を行け1102 , 17rw , Update:2024/09/17