東北を行け
観光突進レポート

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~ 宮城の渡り鳥 ~

宮城県内各地
 渡り鳥がやってくると、毎年会いに行くのです。防寒着で重武装し、右手に食パンを持ち、いそいそと。なんといっても、野生の動物と触れ合うことが素晴らしくて。姿かたちも違い、言葉も通じないのですが、同じ地球に住むものどうし、そこには自然に理解し合える暗黙のルールがあったりするんですよね~。
No.1 鹿島台町の鳴瀬川、本間塚橋の下(駐車場あり、トイレなし) 、このurl
宮城県大崎市鹿島台木間塚東浦23
 ここには物凄い数の白鳥が群れでいるんです。しかも、なぜか白鳥ばかりで、ガンやカモはほんの少しだけ。とても不思議でなりません。ここの白鳥は人からは少し離れた所にいますが、それでもひと目見ただけで、圧倒されてしまいます。与えたモミガラが川底に沈んでいるので、みんな首を突っ込んでいるんですよ。
(2002.02)
No.2 伊豆沼の迫町サンクチュアリセンター(駐車場・トイレあり) 、このurl
宮城県登米市迫町新田新前沼254
「宮城の渡り野鳥」といえば「伊豆沼」。ですが伊豆沼サンクチュアリセンターよりも、その対岸の迫町サンクチュアリセンターの方が、野鳥たちがたくさん固まっているんです。で、ここの野鳥はとても人なつこいのです。写真を撮っている私の足元にもウヨウヨいるんですよ。そして白鳥に手渡しでパンを与えたこともあるんです。地元の人達の人柄が、そのまま反映されている感じなんですね~。 (2003.01)
No.3 河南町の大沢堤(駐車場3,4台あり、トイレなし) 、このurl
宮城県石巻市北村 大沢堤
 渡り鳥がいるというので、こんなところまで突進してしまいました。人知れず、ひっそりとした所で、時折地元の子供たちがやってきます。でも餌を持っている私が、注目をほとんど独り占めなのです。餌がなくなった後、いつまでもたたずんでいると、白鳥たちが「早くくれよ!」とじっとこちらを見ているので、いたたまれなくなって帰ってきました。
(2002.02)
No.4 多賀城・利府の加瀬沼公園(駐車場・トイレあり) 、このurl
宮城県宮城郡利府町加瀬二本木
 ここは仙台からもかなり近いし、ただ公園に来ている人たちも多いので、野鳥たちはかなり警戒しながら餌をもらっています。しかも、カモに餌をやったつもりでも、すばしっこいウミネコが横取りしてしまうんですよね。ウミネコが憎たらしく見えてきます。と、上空を見上げれば、もうきん類(トンビかハヤブサ)がわんさか飛び交っていました。あ~都会は怖いところだ!
(2004.01)
No.5 蔵王町の白石川河川公園(駐車場・トイレあり) 、このurl
宮城県刈田郡蔵王町宮松ケ丘
 ここには白鳥もカモもたくさんいます。しかし、ここもウミネコが混じっていて、パンをほうってもウミネコに横取りされてしまい、白鳥やカモたちにやるのが大変なのです。上空にはやはり(たぶん)トンビが20羽ほど飛んでいました。

 と、どこからともなくオジサンがやって来て、食パンと麩(ふ)をバケツ数杯分、山盛りにして積み上げると、どこかへ去ってしまいました。すると、その餌に最初に飛びついたのは野鳥達ではなくて、人間達だったのです。しかも争うように取り合っています。それは、その餌を野鳥達にあげて、人気者になりたいという魂胆なのです。おそらく、先程のオジサンが陰からそっとその光景を見ていて、楽しんでいるのでしょうけど。
(2004.01)
No.6 七ヶ浜の阿川沼(農園の駐車場とトイレあり、でも使用できないかも?!) 、このurl
宮城県宮城郡七ヶ浜町菖蒲田浜獅子前
 阿川沼北側に七ヶ浜町「海遊ほのぼの農園」があり、そこの土手の下が公園風になっていて、エサをやりだすと遠くから白鳥やカモ・ガンなどがやって来るのです。野鳥は比較的少ないですが、あまり人なれしていない、純朴な野鳥たちに会うことができました。

 持ってきた食パンをちぎりながら、チビリチビリとやっていると(やはり)どこからともなくオジサンがやって来て、パンの耳を大量にばらまくのです。すると野鳥たちのテンションは一気に盛り上がり、オジサンは人気の的に。オジサンは「シベリアから来たんだからねぇ!」とおっしゃると、どこかに去って行ってしまいました。

 やっぱり自然は素晴らしい!(オジサンも)。
(2005.01)

蕪栗沼は別ページに書いております。

 と、書いておりますが、東京の上野の不忍池ではメタボのカモが増えて、北へ帰れなくなったカモもいるそうなんですよ。東北のカモは、そんなことはないと思いますが、本当はエサをやらない方が良いのかもと思ったりしますね。(2007.12)

 最近、鳥インフルエンザの影響で、渡り鳥飛来地での餌付けを(有志も含めて)禁止している所が増えて参りました。上記の観察場所でも、以前とは様子が変わっているのかも知れません。 (2008.11)

©東北を行け0202 , 17rw , Update:2024/09/17