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笑沢自然公園の栗拾い

(登米市の小さな公園)
〒987-0353 宮城県登米市豊里町笑沢153-22 駐車場・トイレあり
2009年の場合、9月下旬から2週間ぐらいですかな~



 10月、もうすっかり忘れていた「栗拾い」の楽しさを思い出し、豊里町にある「笑沢(えみさわ)自然公園」へ、ほんと申し訳ないのですが、遠くからやって来てしまいました。‥地元の皆さん、どうもすみません。

 で、いつものように勝手にサクセス・ストーリーを思い描きつつ、ワクワクしながら突進。軍手に傘、ビニール袋持参という重装備にて失礼致します。

 で、その栗林は、小山の頂上(東屋あり)を囲むように山肌にぐるっと栗の木が植えてあり、大体はまだ小さな栗の木で、土手の下の方に少しだけ大きな栗の木がある感じ。その山肌の栗林に近づいてみてオドロキ。あら~、栗の木にイガがなっていないではありませぬか。して、地面を見ると、イガの殻と虫食いの栗だけがゴロゴロと転がっておりましてね~。

 ははーん、小さな栗の木は低木なゆえ、木になっているうちにイガごと落とされ、既に栗の実は採られてしまっているんですなー、こりゃ。更に先に進むと、案の定、先客の(昔の)お母さん軍団が、高枝バサミのような鎌で、まさに今、栗を切り落としているところ。

 うぉー、流石、タフで生命力に満ちた(昔の)お母さん達、容赦ありませぬな~。遠慮もへったくれも。でも、そうやって、貧しい時代を生きぬき、私達を育て上げたんですよね~。う~ん、とてもかないませぬ。‥時折見かける、一人で散歩がてらに栗を拾うお爺ちゃんが、なんだか哀れにも見えてくるのでございます。

 えーと、わたくしの栗拾いに戻りますと、丘の下の(お母さん軍団もお手上げの)大きな栗の木の下にて戦闘開始。木の下を這いずり回りながら探索し、なんとか少しだけ拾うことが出来ましたのです。

 だいたい小一時間ほど、汗をかきかき、ふぅー! けれども落ちているのは、殆どが虫食いの栗ばかりで「お、これは!」と思った栗のうちの約1割くらいが、やっと持ち帰れる栗。
 そして家に帰って、落ち着いてからまた栗を観察してみると、その中の2割ほどが虫食いで、栗拾いは虫との闘いであることを改めて思い知らされ、愕然と。

 して、茹でると、あの懐かしい茹で栗の匂い。食べてみると、懐かしい素朴な味。うーん、旨い、と思ったのもつかの間、数個食べた後、爪が痛くなり、食べるのが嫌になってしまいましてね~。それでも、後で包丁で半分に割り、スプーンでちゃんと食べましたですよ。

p.s.
 よけいな事かもしれませんが、栗は一カ月ほど冷蔵庫に入れておいた方が甘くなるみたいです。あと、簡単な栗の食べ方も。
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©東北を行け0910 , 17rw , Update:2024/10/16