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観光突進レポート
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中に入り、奥の座敷へ。そこでは子供連れの若いおかあさんが一人(全部で二人)、おそばを食べているところ。適当に空いているテーブルに座ると、すぐにお店の旦那さんがやって来まして「寒ざらしにしますか、それとも普通のにしますか」と尋ねるのです。
顔を上げ、旦那さんの丸顔を見て「ありゃ~、熊さんじゃなかろうか」と一瞬思ってしまい、それらと質問の回答の間を少しさまよった後、頭に残っていた「寒ざらしそば」の方を注文致したのでございます。
出てきた「寒ざらしそば」は、薄く色付いた鶯色(うぐいすいろ)のそばで、食べてみると、それはやっぱり山形田舎そば。香り豊かで粘土のように硬いそばなのです。そしてこの店の特徴でもある、シイタケと昆布でとったダシつゆが、一風変わった風味を醸し、山形のそばの中でも異彩を放った珍しい味わいでありました。いや、旨いんです、これが。
もし私が山形蕎麦の本を出すとすれば、この熊屋さんは絶対外せませんね。この汁(つゆ)が本物なんです。
p.s.
ちなみに、写真の黄色い花は、蕎麦ではなくて菜の花です、たぶん。
メモ)
後日、テレビで紹介されているのを見たら、メニューが「もりそば、もりそば追加、ビール」だけになっておりました。あと、柿の塩漬けが添えられていましたよ。2017.02 |
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©東北を行け1105 , 17rw , Update:2024/09/17 |
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