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甘味処 彦いち

(仙台のベツバラ)
〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町4-5-41 TEL.022-223-3618
冷し中華セット 820円(甘味6つの中からパフェ選択)
駐車場 1500円以上で無料の契約駐車場あり(一番町高速パーキング)

 5月、仙台市の中心部、タワービルの裏手にある、仙台の女性の間で有名な甘味処「彦いち」にやって来ました。

 で、一番町アーケード街から「彦いち」の看板を見つけて路地に入りますと、親切にも(いや商売上手だから)まだ店は遠いのにショーウィンドウだけがそこに。お、仙台が発祥とも(東京が発祥とも)いわれる〝冷やし中華〟もありますぞよ、と突進致します。
 すぐに、路地の中間ぐらいのビルの谷間にひっそりとたたず平屋建てのちょっとひなびたお店「彦いち」に到着。おや、店前の空き地には「彦いち」専用の喫煙処が妙な形であったりして。そして旦那さんと思しき方が、外を行ったり来たりしながらお客さんの案内に忙しそうにしております。

 中に入ってみると、そこはまたゴチャゴチャとしたような複雑な造りで、民芸調のテイストに、竹久夢二らしい絵が飾られていたりします。少し待ち、順番が来て奥の部屋に通されると、琴の音が流れる部屋に、お一人様のオバサマが数人と老夫婦が1組おられ。んー、ここは女性の館、自分をなんとか中性にして溶け込ませようと、斜をかけてひとり闇の中へ。

 注文して程なく出て来た「冷やし中華」は、久しぶりに食べたもので、その弾力の強さに「あ、そうだったなー」と記憶を思い起こしつつ、つけ麺のルーツはこの「冷やし中華」に違いない、とまた勝手な妄想にふけってしまうのでありました。

 さて、ここのおすすめは何と言っても甘味。食後、セット料理で選んだパフェが、紺と白の制服の店員さんにより運ばれてまいりまして、見れば惚れ惚れするような姿(そっちじゃないパフェ)でございます。それらは丁寧にこしらえたフルーツやらクリームやら団子やら。んー、なんと言っても「なんでもちょっとずつ食べたい」女性の心理を鷲づかみする品揃えで、また寒天などでごまかさない、底まで詰められたフルーツが憎いほどなのでありました。

 いやー、こんな身近にも、まだまだ自分の知らないワールドがあったんですなー。でも、なんか邪魔はしたくない、女性だけの憩いの場。

 あ、そうそう、画像では分かりづらいですが「冷やし中華」も「パフェ」も3次元立体的に底が厚いと考えてください。ちなみに「冷やし中華」があるのは夏メニューで、だいたいGW~10月始めまでのようですね。

 あとは、お昼前にここの契約駐車場「一番町高速パーキング」に止めようとしたら、いっぱいで止められず、自腹で他の駐車場にて(勾当台公園・地下駐車場400円)。




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©東北を行け1405 , 17rw , Update:2024/09/17