東北な温泉

初めての東北温泉


温泉Topコラム・ほか

東北の温泉は、こんなところ‥



はじめての宮城の温泉
仙台の温泉

 仙台市内には、西部に仙台の奥座敷の秋保温泉(あきうおんせん)、少し離れて作並温泉(さくなみおんせん)と2つの温泉街が古くからあり、地域で親しまれております。まあ、どちらも無色透明の塩化物泉や単純温泉がほとんどですが、この中でも少し珍しいお湯があって、天守閣自然公園・市太郎の湯緑水亭は何故だか濁り湯になっているのです。

 その他・市中心部では、ご覧の通り、あまりインパクトのあるところはありません。まあ、どこかオススメを挙げろと言われれば竜泉寺の湯になるでしょうか。


宮城(県北・海沿い)の温泉

 宮城の県北といえば、東北を代表する「鳴子」があげられますが、その他に湯の街を形成する所はなく、個別の温泉施設がチラホラと点在するだけなのです。そんなおり、海沿いで2008年に松島温泉が掘り当てられ、周辺施設にもそのお湯が供給され、少し賑わっております。あとはつい最近ですと、2016年にオープンしたたかもりの湯がホットですかね~。

オススメはありますか?と聞かれれば、ヴィーナスの湯豆坂温泉花おりの湯などでしょうか。


宮城(県南)の温泉

 宮城の県南には、県北の鳴子に次ぐ県内第二の湯処の遠刈田温泉(とうがったおんせん)を筆頭に、青根温泉鎌先温泉(あおねおんせん)、小原温泉が大小の湯処街を形成しております。その中の遠刈田(中心部)と青根は、それぞれが共同源泉システムを採用しており、源泉の均等・均一化を図っているもよう。

 まあオススメといえば、やっぱり濁り湯の遠刈田ではないでしょうか。して、それ以外にも注目すべきお湯がありますので、レポートも1つずつ見てくださいまし~。


鳴子温泉

 鳴子温泉郷(鳴子東鳴子川渡中山平鬼首)は、源泉の分類10種類のうち8種類がある、全国でも珍しい温泉のデパートなのです。

 で、鳴子には滝の湯をはじめ白濁の硫黄温泉があったり、褐色に色付きアブラ臭を漂わせる東鳴子温泉があったり、100℃近くと熱くて、またヌルヌル肌触りのウナギ湯中山平温泉があったり、この地域はとっても個性的な源泉が揃うところ。また更に川渡温泉は、硫黄をベースにした濁り湯が多くて、それは侮れない湯処。あとは、こちらから少し離れた北の山の中にある鬼首温泉は、無色透明なお湯がほとんどで、これがまた貴重だったりして。あと、忘れちゃいけないのが、ほとんどのお風呂が掛け流し~。

 まあ、全体的には、ひなびた旅館が多いものですけどね~。


山形の温泉、県南

 山形の内陸部は、山形市を抱える村山地方と、その南部の置賜(おきたま)地方に分けて、温泉レポートをまとめてみました。

 村山地方の温泉街といえば、レトロな建物で全国に知られる銀山温泉、褐色の湯が面白い東根温泉、シンプルな湯の天童温泉や、かみのやま温泉があります。まあでも、個別の施設でも良い温泉が案外たくさんあるのもこの地域の特徴なんですよね。ぜひ一つ一つをじっくり見てほしいところ。

 置賜地方の温泉街には、硫黄が香る赤湯温泉小野川温泉白布温泉があります。あと、福島との県境付近にある米沢五湯(最近は八湯とも)と呼ばれる秘湯があり、その中から姥湯温泉滑川温泉を推薦しておきましょうか。


山形の温泉、県北

 山形北部としては、内陸北部の最上地方と、日本海側の庄内地方に分けて、まとめてみました。

 最上地方では、行くのが大変な秘境なんだけれども風情のある温泉街を形成する濁り湯の肘折温泉(二酸化炭素の多いカルデラ温泉館が珍しい)、宮城からだと鳴子の先にある地理の、さっぱり系の湯の瀬見温泉や、赤倉温泉などが、それぞれ集合体をつくって存在しておりますね~。あと、小ぢんまりとした羽根沢温泉も、外れの方にあるので忘れずに。

 庄内地方では、なんといっても海沿いにある大ホテル街の湯野浜温泉が有名で、もう少し南下して奥に入った所のあつみ温泉、そこから更に内陸に入ると湯田川温泉が集合体をつくっております。まあ、なんと言いましても海の幸とお湯が合体すれば、それはもう鬼に金棒、とっても魅力的でありますな~。


蔵王温泉

 山形最大の湯処、東北一の硫黄温泉街がここ蔵王温泉です。3つの小さな共同浴場もオツなものですが、やっぱり名物の蔵王大露天風呂がとても魅力的。泉質は全体が白濁の硫黄泉ですが、湧き出す所によって微妙に泉質が異なり、その妙味も面白いところ。この酸性の硫黄泉にはアルカリ性のセッケンなどは中和されて役に立たず、またその濃い泉質の効能は、アセモの治療などに多く利用されているよう。言わずもがな、お湯は一級品ですね~。

 まあ、温泉通はお湯にばかり注目しがちですが、なんといっても旅館街から直接リフトに乗れる「蔵王スキー場」も見逃せないところ~。

はじめての山形の温泉

はじめての福島の温泉
福島の温泉

 福島の温泉を「中通り地方、会津地方、浜通り地方」に分けてまとめてみました。

 中通り地方では、福島市の内湯的な飯坂温泉がつとに有名で、ほかには硫黄の高湯温泉(なかでも玉子湯が人気)、さっぱり系の土湯温泉、源泉の種類が豊富な土湯峠温泉などがあげられます。また南に下がると岳温泉(最近できた奥岳の湯がgood)、郡山市の奥座敷の磐梯熱海温泉、ちょっとマイナー系の母畑温泉甲子温泉などもありますね。 あとは、あなたにだけそっと耳打ちして教えたいのが月光温泉大浴場なのっしゃ。

 会津地方では、会津若松の奥座敷の東山温泉芦ノ牧温泉桧枝岐温泉熱塩温泉、湯野上温泉、木賊温泉磐梯高原の温泉群など、沢山の温泉地が存在します。

 浜通り地方には、南部のいわき湯本温泉が鎮座しておりますが、その他の地域には目ぼしいところが無いのが残念ですね。


岩手の温泉 」  

 岩手の温泉を内陸部と三陸海岸に分けてご紹介します。

 内陸部では、北から金田一温泉緑風荘がとっても)、八幡平温泉とその周辺、盛岡の奥座敷のつなぎ温泉鶯宿温泉、花巻の台温泉、北上の夏油温泉や、湯田温泉などの温泉郷があげられます。オススメといえば、いずれも硫黄泉になりますが須川高原温泉藤七温泉松川温泉になりますかね~。あ、大御所の国見温泉藤三旅館大沢温泉を忘れてはいけませんと。

 三陸海岸には温泉らしい温泉が少なく、鉱泉がほとんどです。まあそれでも現地では貴重な温泉になっておりまして。

はじめての岩手の温泉

はじめての秋田の温泉
秋田の温泉

 秋田の温泉を内陸地域と沿岸地域に分けてまとめてみました。

 内陸地域には、全国的に有名で硫黄を中心に多様な泉質の乳頭温泉鶴の湯温泉がチョー有名)を筆頭に、田沢湖高原温泉や、水沢温泉、が田沢湖の奥に固まって存在します。あと、県北地域ではシンプル系の大湯温泉湯瀬温泉などがあり、また岩手県境では硫黄中心の泉質の八幡平温泉などがあげられます。その中でも別格の玉川温泉は、癌患者の聖地にもなっている、凄い温泉地なのです。県南には、シンプル系の小安峡温泉秋の宮温泉、硫黄系の泥湯温泉がありますが、これ以外に絶景露天風呂で硫黄の栗駒山荘も見逃せませんね。

 海沿いでは、男鹿半島の先っぽにある、やはり濁り湯の男鹿温泉が抜きん出ており、あとはチョボチョボといい湯がある感じ。でも、見逃せない温泉もあったりして、バカにできないのです。 まあ一つ上げておきましたら岩城温泉・港の湯ですかね~。


青森の温泉

 青森の温泉を「津軽地方、三八上北地方、下北地方」に分けて紹介致しましょう。

 だいたい青森市以西にあたる津軽地方には、青森市の奥座敷の浅虫温泉を筆頭に、八甲田(青森を代表するみたいな酸ヶ湯温泉が有名)や、岩木山の麓の嶽温泉とその周辺、津軽平野から南のちょっと山間に入った大鰐温泉(ちょいと先の古遠部温泉が面白い)など、数多くの温泉郷があげられます。その他には西の日本海に面した五能線沿いは、ウェスパ椿山不老ふ死温泉なんかがあり、とっても素晴らしい温泉が湧いておりまして、はい。

 三八上北地方では、八甲田山に連なる十和田周辺の施設が、一つ一つ個別にありながら素晴らしい温泉を噴出させています。

 下北地方では、硫黄泉の下風呂温泉が海沿いに大きめの温泉街を形成し、山奥にはさっぱり系の薬研温泉が点在しております。

はじめての青森の温泉
©東北な温泉